睡眠時無呼吸症候群
最近ではマスコミでも多く取り上げている話題なので、「睡眠時無呼吸症候群」という言葉を耳にしたことのある方も多いと思います。
私もこの疾患を取り組むようになったのは、自らの実体験がきっかけでした。
数年前私はやや肥満気味なのと、先天的に扁桃肥大(アデノイド)気味な体質もあって、家族や、旅行に行った時友人から『いびきが凄かったよ』『一分間息が止まってたよ』と言われたのがきっかけでした。
自覚症状としては、夜熟睡出来ず、数回(多いときは一時間に一回)目を覚まします。
また、口が渇いてしまうのでそのたびに水分を補給するため、トイレの回数も増えました。
結果として熟睡出来ず、日中とてつもなく眠気が襲います。
車の運転時、電車の中、駅のベンチでついうたた寝をして買ったばかりの服を忘れたこともありました。
「これではまずいかな?」と思い、数件の耳鼻科を受診したところ、「スリープスプリントによる治療法があります、但しこれは先生の範疇でしょうか?」とある先生から言われました。
そこで自ら『スリープスプリント』による睡眠時無呼吸症候群の治療に乗り出しました。
数々の試作と失敗を重ね、やっと効果的な結果の得られるスリープスプリントを作りました。
効果は私の場合すぐに現れました。
飲酒をした時などはスプリントを装着すると寝てから朝まで一回も起きないで目覚める事が出来ました。
『いびき』もほとんどかかなくなりました。それにより、日中の眠気や疲労感も軽減しました。
キーポイントは『上気道の確保』と『鼻呼吸』のようです。